バンドウジロウ(タイポグラフィ作家/グラフィックデザイナー/音楽家)のブログ。
作品公開・活動情報・その他

◎オフィシャルサイト http://geppei.com/05_bando/jb_index.html
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LIVE TYPO oct.25, 2015 &個展終了
個展会期中最後のライブタイポです。
日本国憲法第十九条。思想と良心の自由に関する条文です。10/24(土)に描き始めたものの気に入らず、翌日書き直しました。だんだん不自由な世の中になってくることに対する自分なりの抵抗、ですね。

typography by jiro bando

個展は日曜に無事終了いたしました。
今回かなりの時間在廊しましたが、多くの方に説明したりお話しを伺いながら、自分の頭の中もずいぶん整理され次へのヒントもいただきました。ご来場いただいた方々には御礼申し上げます。

ギャラリーのブログに展示の総括を載せていただいていますので是非御覧ください。
http://mmfa.exblog.jp/23807311/


<タイポグラフィ作品の記事一覧>
LIVE TYPO oct.21, 2015
水曜日に個展会場で描いたライブタイポです。

typography by jiro bando

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展示も土日を残すのみとなりましたので、是非よろしくお願いいたします!

◎個展情報ページ(マキイマサルファインアーツ)
http://www.makiimasaru.com/mmfa/archive/2015/1016_1/index.html


<タイポグラフィ作品の記事一覧>
ライブタイポ
個展、無事に始まりました。
金曜、土曜と天候はいまひとつでしたが、今日は晴れて気持ち良い一日でした。
すでに多くの方に観ていただけましたが、じっくり時間をかけて廻ってくださる方が多くうれしいです。空いている時間帯は一番奥で黒板にライブで描いています。


「日本国憲法第13条から抜粋」typography by jiro bando


「日本国憲法第11条から抜粋」typography by jiro bando

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
立憲主義Tシャツ
政治が危ない方向に向かっています。日本国憲法に関しては2012年に自民党の改憲案が出されたあと現行の憲法と比べながら読んでみました。法律の専門家による解説書によって改憲案の大きな問題点もわかりましたが、現行の憲法には自分がテーマにしてきた「聖者賢者のことば」の延長ととらえてもよい表現が見られたため、次は憲法を作品のモチーフにしたいと考え始めました。
6月の公開制作では基本的人権の本質に関しての条文(日本国憲法 第97条)を作品化することができましたが、今後はさらに拡げて日本の憲法に影響を与えたであろうアメリカ独立宣言、フランスの人権宣言や、他国の憲法なども眼を通して、少し宗教から離れた作品のシリーズができたらと考えています。
写真は憲法の作品の展開として、その背後にある重要な思想である「立憲主義」ということばをデザインしてTシャツにしたものです。立憲主義は英語でConstitutionalism。Constitution(憲法)には構成、構造という意味もあるので、構造的にしっかりしたタイポグラフィ、ということを念頭にデザインを進めた結果、いつもより曲線が減りほとんどが直線で構成されたボリューム感のあるデザインになりました。


typography by jiro bando

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
卒業生へのエール
昨年の4月からお世話になっていた中学校での1年間も過ぎ、
3年生は卒業していきました。
卒業文集に載せた彼らへのエールです。初期仏典から引用しました。



「最高の目的を達成するために努力策励し、
こころが怯(ひる)むことなく、行いに怠(おこた)ることなく、
堅固な行動をなし、体力と知力を具(そな)え、犀の角のようにただ独り歩め。」
〜スッタニパータ68節〜
『ブッダのことば』 中村 元・訳 (岩波文庫)より



今回は筆ペンで一気に描きましたが、2回トライして1回目を採用。
最初のほうが無心で描けました。

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
今年の年賀状


今年の年賀状です。昨年同様で数種類の違う紙に刷りました。

2012→竜、2013→蛇、2014→馬、と
干支と仏典をつなげる発想で作ってきたのですが、
今年は、例外的に旧約聖書の詩篇からの引用になりました。
正直に言いますと、無計画に始めたため、
今回は羊が出てくる仏典をどうしても見つけられなかった、ということです。
仏教をテーマにすることが多いですが、
一神教を否定しているわけでもありませんので
たまには聖書もよいかと思います。
以下が全文ですが、ストレートな信仰告白と言える内容です。

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旧約聖書 詩篇23 ※新共同訳

主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
主はわたしを青草の原に休ませ
憩いの水のほとりに伴い
魂を生き返らせてくださる。

主は御名にふさわしく
    わたしを正しい道に導かれる。
死の陰の谷を行くときも
    わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。
あなたの鞭、あたなの杖
それがわたしを力づける。

わたしを苦しめる者を前にしても
あなたはわたしに食卓を整えてくださる。
わたしの頭に香油を注ぎ
わたしの盃を溢れさせてくださる。

命のある限り
恵みと慈しみはいつもわたしを追う。
主の家にわたしは帰り
生涯、そこにとどまるであろう。

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※その後、仏教の専門家に伺ったところ、
初期仏典と法華経の「譬喩品(ひゆほん)」に
たとえ話として羊が登場しているようです、残念・・。
調べて見たいと思います。

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
dpi magazine

台湾のデザイン系雑誌「dpi magazine」4月号、
最後の方の「ZINE特集」の中で取り上げていただきました。
作品集「古今東西の聖者・賢者」に関する話が多いです。
https://www.facebook.com/dpimagzine




以下、メールでのインタビューの内容です。これが編集されて記事になりました。
※下記以外に今後の作品に関しての話しなどもしました。

Q1: タイポグラフィに興味を持ったのは、いつ頃ですか?
A1:美術大学卒業後、数年間のロックバンド生活を経て、グラフィックデザインの仕事に移行する1990年ぐらいに渋谷パルコで「ネヴィル・ブロディ」というグラフィックデザイナーの回顧展を見て、タイポグラフィの可能性に衝撃を受けました。

Q2: 初めてタイポグラフィの仕事をしたきっかけと、その思いを。
A2:グラフィックの仕事でもロゴマークや書籍のタイトルなどは特に力を入れていましたが、発注された仕事だけでなくオリジナル作品を作りたくなって、2009年8月からブログ上で「ことば」というシリーズを始めました。宗教的な本をよく読んできたのですが、そうした本の中から好きな一節を選んで自由にデザインし、文字の集合体のようにしました。偶像否定のために発展したイスラミックカリグラフィの影響もありました。

Q3: 作品「古今東西の聖者・賢者のことば」を紹介してください。どのようなきっかけで生まれたのですか?「古今東西の聖者・賢者のことば」の制作過程での考え方を教えて下さい。
A3: ブログで発表した作品がかなり溜まってきたので、2011年6月の初個展の時にアートブックにして売ろうと思い、制作しました。いくつかの作品は写真と合成したり壁に貼って撮影したり、リミックス的な作業を加えた他、アートブックとしての価値を持たせるため、途中の見開きページに、「色即是空」というタイポグラフィを一枚ずつステンシルで刷りました。

Q4: 作品を通じて最も伝えたいメッセージは何ですか?
A4:人間は日常生活に追われていると本質的な問題を忘れがちです。例えば「人間とはなにか?」「幸福とはなにか?」など。今まで自分は様々な聖者賢者のことばから気づいたり考えたりするきっかけをもらってきましたが、そんなことばの力を、説教臭くない形で伝えられたらと思っています。

Q5: タイポグラフィする上で、心がけていることはどんなことですか。
A5:まずはその言葉の意味を自分自身が噛みしめるということ。既存の文字スタイルにはまらないように表現方法をミックスしていくこと。たとえば現代的なグラフィックデザインの手法も使うし、古い中国の書から影響を受けることもあります。

Q6: 「タイポグラフィ」ならではの魅力とは?
A6:文字をデザインすることによって、言葉が本来持っている意味によりインパクトを与えることが出来ます。古めかしいことばでもデザイン次第で若い世代にアピールできるのが魅力です。

Q7: 中学生の頃は何に夢中でしたか? その頃にやっていた事で、今の自分の仕事に役だっていると思えることはありますか?
A7:ハードロックやプログレッシブ・ロックに夢中でしたが、自分でも演奏したくなり、中学3年からギターの基礎を勉強しました。大学卒業後はデザイナーと平行してプロのギタリストとしても活動しました。タイポグラフィ作品を作っている時も「ロック」的なアプローチを意識していますので、自分がやっている仕事の原点は中学生時代あると思います。

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送られてきた見本誌は北京語ですから詳細な内容はわかりませんが、
漢字ですから大筋はわかります。うまく編集してくださったようで感謝です。。

そんなわけで、中国語を勉強してみたい今日このごろ・・。

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
新年のご挨拶と年賀状
新年明けましておめでとうございます。


typography by jiro bando

年賀状は2年前から干支と仏教をつなげる発想で作っています。
そもそも日本の仏教は、ヒンドゥーや神道とミックスされて定着した部分が大きいので
この組み合わせも表現としてはありえるのではと思っています。
今年は午年にちなんで「馬頭観音の真言」を取り上げました。

  【馬頭観音】 観世音菩薩の化身で六観音の一つ。苦悩や諸悪を粉砕し、
  馬が草を食べるように煩悩を食べ尽くし、災難を取り除くとされる。
  ◎馬頭観音の真言 : オン  アミリト  ドハンバ  ウン  ハッタ  ソワカ

デザイナーの延長で、タイポグラフィ作家として2009年から活動を始めましたが、
作品を発表するたびにもともと勉強した「美術」のほうに意識が向かってきました。
一昨年末からは縁あって学校で美術を教える仕事にチャレンジしています。

授業のために、あらためて美術全般の再勉強をしながら、
ますます美術というものが面白くなってきました。
毎年多くの展覧会に足を運ぶのは学生時代から変わりませんが、
より専門的な鑑賞の仕方になってきたように思います。
生徒の発想や彼らが読んでいるコミックなどから刺激を受けることもあります。

今年は、そうやって蓄えている知的な体力を活かして、
少しずつでも作品を形にしていければと思っています。

本年もよろしくお願いいたします。

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
「松戸まちづくり会議」ロゴ
地元のプロジェクト「松戸まちづくり会議」のロゴを作らせてもらいました。

自分の経験で言うとロゴの作り易さの順番は、
1.英語 → 2.カタカナ → 3.漢字 →4.ひらがな、という感じです。
英語はまとめやすく、ひらがなは難しいです。

オリジナルタイポ作品に関しては、
あえて難易度の高い「漢字かな混じりの文章」から始めました。

今回も「漢字かな混じり」ということで手ごわかったですが
進化のチャンスと思って試行錯誤を繰り返し、
結果的にはツートーンの使用によって
今までのスタイルを少し展開できたように思います。

↓いつもは見せませんが、ラフスケッチははこんな感じで推めます。



↓15枚ほどスケッチを重ねて、こんな形にまとまってきました。


<タイポグラフィ作品の記事一覧>
クリシュナのことば/on sundaysに入荷!
外苑前のワタリウム美術館、
坂口恭平さんの展示と、B1のミュージアムショップ「on sundays」での
森本千絵さんの展示でなかなか盛り上がっています。

on sundaysでは、昨年からバンドウジロウのタイポグラフィ作品集を
取扱っていただいていますが、今月
新作のアートブック「クリシュナのことば」も5冊入荷しました!
※内容は下記のページにて↓
http://jb-diary.geppei.com/?eid=1231617

B5/本文28P/カラー、自家製の手作りで¥1,000。
表紙はタントセレクトという布のような質感の紙に
蛍光イエローのシルクスクリーンで刷りました。



内容は、ヒンドゥーの聖典「バガヴァッド・ギーター」を
自分なりのアプローチで現代に焼き直したもので、
ラフな手描きタイポと象徴的な写真との組み合わせによるアートブックです。
昨年9月の「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2012」でもなかなか好評でした。
お立ち寄りの際は是非お手にとって見てみてください。

タイポグラフィ作品集「古今東西の聖者・賢者のことば」のほうは
このショップのみ直筆ドローイング付きで販売していますが
ありがたいことに残り1冊となっております。

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