バンドウジロウ(タイポグラフィ作家/グラフィックデザイナー/音楽家)のブログ。
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◎オフィシャルサイト http://geppei.com/05_bando/jb_index.html
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「龍」2012/展示風景
「龍」2012、無事終了いたしました。写真でご報告します。
ご来廊いただいた方々には感謝申し上げます。

1Fの展示(正面がバンドウの作品)




マキイマサルファインアーツのブログに各作家と作品の写真を
掲載して頂きました(下記リンクはバンドウの記事)。
http://mmfa.exblog.jp/17227625/

搬出時の記念撮影(作家10名とスタッフ2名)
http://mmfa.exblog.jp/17267396/


2Fの展示


<タイポグラフィ作品の記事一覧>
「龍」2012/補足
たびたび告知をしています企画展、昨日無事スタートしました。
あらためて展示詳細です。よろしくお願いたします!

マキイスタッフセレクションvol.5「龍」2012
会場:マキイマサルファインアーツ
会期:2012年1月13日(金)〜1月24日(火)※会期中無休
時間:11:00〜19:00(金曜は20:00まで、最終日は17:00まで)

★展示作品はすべて販売しております(一点¥30,000)。
★タイポグラフィ作品集「古今東西の聖者・賢者のことば」も販売しております。
内容→http://geppei.com/08_shop/g0002.html
こちらも合わせてよろしくお願いたします。


<タイポグラフィ作品の記事一覧>
モンドリアンの芸術論
モンドリアンは昔から好きな画家です。
80年代後半ぐらいに大規模な回顧展を観た時も、
長年の様々な模索と、晩年の徹底した純化の過程に感動を覚えました。

芸術とはなんぞや、ということを時々考えますが、
モンドリアンが1920年に記した「新造形主義」というテキストに
非常にしっくりくる文章が載っていたので引用します。

・・・・・
 〜論理的にいえば、芸術はわれわれの存在自体を造形として表現したものであり、したがって非個別的なもの、つまり主観的感情とは絶対的に、完全に対立するものを造形的に表現したものである。ーいいかえると、芸術とはわれわれの内にひそむ普遍的なものの直接的な表現であり、普遍的なものがわれわれの存在の外に的確に現れ出たものなのである。(※原文のまま)
・・・・・

芸術を「自分の感情を表現する手段」ととらえる若手アーティストは少なくないのですが
自分は、モンドリアンが言語化しているように、
芸術とはまさに「主観的感情とは絶対的に、完全に対立するもの」「普遍的なもの」を
表現する手段だろうと思っています。

主観的感情というものはあえて表現せずとも自然に出てしまうのではないか?
芸術や哲学、宗教の世界は、むしろそれらを抑制する所から始まります。

例えば、戦争や原発などを直接批判する表現行為は容易にできますが
その段階はまだ「主観的感情」の次元だと考えます。
そこからもっと踏み込んだり俯瞰したりを繰り返し、
表面的な批判対象の背後に潜む人間や社会の「普遍的な」問題と
向き合うことが出来てこそ「芸術表現」になりうるのではと思います。

松戸の美術100年史
「松戸の美術100年史」という企画展に相方・斎藤ちさとが参加しています。
松戸市にはまだ美術館がありませんが、この展示は松戸市教育委員会主催で
場所は松戸市立博物館の一部を借りて行われています。



企画展「松戸の美術100年史」/松戸市立博物館
会期:平成23年10月8日(土)〜11月27日(日)
http://www.city.matsudo.chiba.jp/m_muse/exhibition.html

内容は、戸定邸に隠居し写真を愛好していた徳川昭武公から現代の作家に至るまで、
松戸ゆかりの美術家やデザイナー28名の作品によって
100年の歴史を俯瞰する展示になっています。

・千葉県立園芸学校(現・千葉大学園芸学部)
・東京工業専門学校(現・千葉大学工学部)
・東京藝術大学
という3つの学校と松戸との関係が展示の骨格になっており
在住者としては非常に興味深い内容でした。
※東京藝大に関しては生徒・教師が多く住んできたという意味合い。


斎藤ちさと


紫牟田和俊


山本久美子

上の山本さんの作品は隣接する「21世紀の森と広場」に野外展示されていますが、
この一帯、ゆったりピクニック気分で来るにはなかなか良い場所です。



<タイポグラフィ作品の記事一覧>
「芸術闘争論」を読んで
村上隆の「芸術闘争論(幻冬舎)」読了しました。

美術家が書いた挑発的なビジネス書として
話題になった前作も興味深く読ませてもらいましたが
結果を出した人間にのみ許されるシビアな発言には毎回背筋が伸びます。

今回は日本の「美術教育」にテーマを絞り
「若いアーティスト志望者」というターゲット(仮想読者)を設定した
実用的な編集が完成度高いです。
※ニコニコ動画での講義を下敷きにしたらしい。

豊富な技術論以外には、
アメリカでの成功体験に基づく比較文化論と日本の美術教育に対する批判、
そしてオルタナティブな美術教育に関する提言と
自らそれを実践した上での体験談。など相変わらず辛口。

この本は昨年末に出版されましたが、
その後日本は「3.11」という大きな時代の転換を経たわけで、
どうしても(美術教育に限らず)原発ムラなどこの国の本質的な閉鎖性
ということに思い至ってしまいました。
※閉鎖性を逆手にとった意図的にドメスティックな手法が
ひとつのアート表現として定着しているのも事実ですが・・。

文中に「少年アート|中村信夫(弓立社)1986年」が出てきますが
自分にとって村上氏の著作は「少年アート」の続編のような位置付けです。
四半世紀前、イギリスでの経験を通して
欧米と日本のアートシーン(アートワールド)をシビアに比較・検証した中村氏。
時代が下ってアートの流行も大きく変わりましたが、
国際ルールに基づいた村上氏の視点にスムースに繋がっていきます。

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
友人の展示
同年代のアーティスト2名の展示を観ました。
自分はミュージシャン&デザイナーとしての活動から
最近やっとアーティストの仲間入りをしたところですが、
美大卒業後ず〜っと、厳しいアートの世界を生き抜いてきた
彼らの作品には学ぶところ大です。

●エサシトモコさんの「はなこさん」シリーズ
クラインブルー@神保町)
受注肖像彫刻といえるもので、誰でも楽しめる(参加できる)
エンターテイメント性を持ちながら
背後にはシリアスな社会批評性もあるような気がします。
http://www.esashitomoko.com/hanakosan/index.html

●伊東直昭さんの「劣化ウラン」シリーズ
SPCギャラリー@日本橋兜町)
福島原発の事故を受けて、数年前のシリーズをまとめて出品なさっています。
昭和の国民的キャラクターを引用しながら鋭い社会風刺に。
3.11によってあらたな命を吹き込まれたようです。
http://n-itohworks.blog.so-net.ne.jp/archive/20110712



<タイポグラフィ作品の記事一覧>
貴重な書の図録
妻の曾祖父所有の画集や写真集、図録などが実家から発掘されました。

中でも歴代の天皇、将軍、宗祖、名僧らの書(ほとんどが寺院収蔵)が
石版印刷された図録が自分の目を惹きました。

貴重なものだとは思いますが、自分の文字作品制作の参考になるため
いただいてきました。大事に保管しようと思います。


日付は明治13年1月、表紙こそぼろぼろです(タイトルも消えています)が、
中は紙の焼けもわずかできわめてきれいな状態。
右上は後小松帝によるめずらしい書体、左下は西行法師の奔放な書。

<タイポグラフィ作品の記事一覧>
松戸アートラインプロジェクト(その2)
家から駅までの途中、坂川という江戸川の支流がありますが
その休憩スポットにもこんな作品が・・。


武蔵野美術大学建築学科 土屋公雄スタジオによる「籠庵」
http://malp2010.com/wp/?page_id=160

対岸に見える木の階段は、山中彬充さんによる「ニュートラル」
http://malp2010.com/?p=827
松戸アートラインプロジェクト(その1)
少しだけですが、写真をアップします。


日大歯学部旧校舎展示会場。5アーティストの作品を鑑賞できます。
来月のライブもこの建物にて行います。


斎藤ちさとの展示風景。ドローイングによるアニメーション作品。

松戸アートラインプロジェクト
http://malp2010.com
松戸アートラインプロジェクト
相方、斎藤ちさとが
「松戸アートラインプロジェクト2010」に参加しています。
http://malp2010.com/

会期は、2010年11月20日(土) 〜 12月19日(日)
多くのアーティストは、先月からすでに
それぞれの制作場所にて制作を行っています。
制作過程を見る「アトリエツアー」は下記リンクにて。
http://malp2010.com/?page_id=24

自分は、斎藤ちさとの展示の中でライブをやらせてもらうことになりました。
斎藤とはgeppeiという形以外でも何度かコラボしていますが、
今回は地元でのアートイベント中ということで楽しみです。
12/18(土)を予定していますが、追って告知いたします。

松戸に住んで6年目。
地元で、このようなプロジェクトが催されるのは嬉しいことです。
今、注目されている若手アーティストも多く参加していますので
お時間がありましたら、是非よろしくお願いいたします。