タイポの話3「篆刻」

篆刻(てんこく)は美術の課題で教えた経験があるので一定の知識はありますが、今依頼されている件で詳しく調べる必要があり、昨年台北の国立故宮博物院で入手していた印章の本(2007年の展示カタログ)を参照。ざっとしか見ていなかったのですが、時代ごとに分類されていて勉強になるし、さすがにいいものが多数ありました。珍しくPinterestも見てみたんですがあまりいいのはなかった・・、やはりネットだけに頼っていてはだめですね。
※篆刻とは印を彫る(刻す)こと。篆書体を使うことが多いため篆刻と呼ぶ。

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タイトルの「印象深刻」とは印象深いという意味らしいですが、印章→印象、篆刻→深刻、とかけてあるんですね!


以下は現代作家のページ。どれも美しいです。★クリックで拡大

篆刻というと均一にスペースを埋めてデザインするのが基本ですが、中程の王王孫による「達雲」は典型的な篆書体を使いながら「達」の縦線を伸ばすために「雲」の下方にスペースを空けて上に昇っていくようなデザインになっています。上密下疎(上は密、下は疎)という手法があるようですが、これは極端な例でしょうか、面白いです。

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