バンドウジロウ(タイポグラフィ作家/グラフィックデザイナー/音楽家)のブログ。
作品公開・活動情報・その他

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最近のこと
お久ぶりです。

受注仕事などでけっこう忙しくしていますが、
どれもタイポグラフィの力を発揮できる案件ですので丁寧に取り組んでいます。

6月の個展も会期が決定して、緊張感が出てきました。
昨年末から作っている仏教系モチーフの作品に加えて、
自分の言葉で現代の世の中の様々な事象(楽しいことも不条理なことも)を
ごった煮にしたような表現を考えています。

とりいそぎは、思いついた言葉や、音楽のソロ活動で作ってきた「曲名」を、
タイポ作品化する発想から作業を始めたところです。
できれば、ZINEとその中からタブローにするもの、
を同時進行でできれば、など考えていますが、
ギャラリー・オーナー氏との話し合いで変わっていくかもしれません。

追々、展示詳細や制作状況などお伝えしますので
よろしくお願いします!


ZINEを想定してのスケッチやパターン。typography by jiro bando

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禅のことばなど
大寒に入ってさすがに連日寒いですが、1月後半には突然15度超えの日があったりで不安定な1月でしたね。

制作の方は、今年中盤の個展に向けて進めています。

昨年、ベトナム禅の高僧「ティク・ナット・ハン」師の古い本を読み始めたのですが、彼が1970年代から提唱してきた「マインドフルネス」は最近急に各方面で注目されだして、Googleが社員のメンタルトレーニング方として取り入れたり、女性誌や美術手帖(ZEN特集)でも取り上げられたり、大変な流行といえる状況。

「マインドフルネス」が宗教的なバックボーン抜きでメンタルトレーニングやリラクゼーションのひとつとして広まることには疑問も多いですが、このブームで少しでも仏教好きが増えると嬉しい。そんなわけでこの機会に禅の教えをさらに理解ししようと鈴木大拙氏の本や臨済録など読んでいます。「不立文字(ふりゅうもんじ)」と言いながら所依の経典はちゃんとあるが、開祖・達磨大師が重んじていた「楞伽経(りょうがきょう)」は難易度が高すぎてしだいに使われなくなったり・・、など歴史を探るのは面白い。

といった流れもあり、仏教でも手を付けてこなかった禅のことばをいくつか作品化しています。憲法シリーズ同様、無意識ですが直線中心でエッジのきいた表現になっています。色彩的にはモノトーンをベースに強烈な蛍光色も使っています。


キャンバス貼りのパネルに青いマスキングテープを貼ったところ。


Mac上でシミュレーション中。


これは禅のことばではなく真言です。ステンシルシートを使って多色刷りで製作中。

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フォント作り
タイポグラフィ作家と名乗っていますが、書体を作る「タイプデザイナー」ではないので、あえてフォントは作ってきませんでした。しかし思う所あり夏ぐらいから少しずつ取り組んでいます。といっても、あくまで作品制作の土台に使うためなので販売などは考えていませんが・・。

比較的廉価で使いやすそうな武蔵システム社のOTEditというソフトを買いましたが、まずは鉛筆描きの下絵からイラストレータでのトレース作業段階。数千字必要な漢字は無理としても、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、記号ぐらいカバーできればと思っています。

はじめは初期の作品で多用していたクセを書体化しようと試みましたが上手く行かず一旦放置。その後、丸みとボリューム感を活かした新規の書体に取り組んでいます。以前紹介した新作「いろはにほへと」はこの書体作りの過程でできたものです。

比較的すぐできる文字もあれば、難儀する文字もありますね。「ゆ」なども難しい方なので悩んでいます。(点線はガイドラインです)

上は最初の形ですが、どうも納得行かず一晩寝てから下のように変えました。

左右均等すぎたバランスを変えて右側に重心を置き、つなぎの細線も垂直から斜めにすることによってシャープさを出しました。
五十音全部作ってからいろんな単語を組んでみてまた修正になるとは思いますが、今までは文字の「集合体」の構造的な面白さを追求することが多かったので、一文字一文字をとことん詰めていく作業は今後の作品に役立っていきそうです。

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森のホール21での展示記録、今ごろ進行中
今年1月〜3月に行った松戸市・森のホール21(松戸市文化会館)ロビーでの展示、なにぶん不便な場所だったため多くの方に観てもらうことは難しく、せめてYouTubeに記録動画を残そうと会場で作品解説を録画してありました。しかしいざ編集に入ってみると自分のしゃべりに多々問題があって頓挫・・・、最近ようやくや静止画やテロップ中心でまとめる方向で進めています。(少し演奏も入ります)





上記のような写真+一点一点の作品解説を入れていきます。もう半年も経ってしまいましたが完成したらお知らせしますのでよろしくお願いたします!

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ブックカバー<その後1>
ネットショップで販売するための新しいブックカバーについてです。

2ヶ月ほど前に土台の縫製に関しては投稿しましたが、デザインは試行錯誤中です。(ペース遅くてすみません)
http://jb-diary.geppei.com/?eid=1231724

当初は、何らかのタイポを活かしたものを考えていましたが。
そもそも本の中に多くの言葉(メッセージ)がつまっているわけですから、
カバーには(意味のある)文字を使うことは避けて
文字のかけらのような、読めない抽象形態のような方向で考えています。


極厚の麻にローラーでインクを乗せたので必然的にインクのかすれが出てますが、これはこれで味があります。最終的にはシルクスクリーンかな?


これはすでに縫製したものに刷ってみました。

完成して商品化できたらまた告知いたしますのでよろしくお願いいたします!

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黒板に真言(マントラ)
こんにちは!暑さで参ってましたが、一瞬涼しくなったのでガレージアトリエにて作業。塗料の乾き待ちの間に久しぶりで黒板も使いました。



後で気づいたのですが、こういう真言は存在しません(笑)。 大日如来の真言と、不動明王の真言が頭のなかでごっちゃになっていたようです。
まだ脳ミソは夏バテの海の中を泳いでいるようです・・。

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ブックカバー
ネットショップ再開に向けて準備中ですが、久しぶりにブックカバーも作っています。

11年前相方とのgeppeiによる展示「引き出物と余興」でいろんなブックカバーを作りましたが、その後自分でも使ってみてそれぞれの耐久性も分かりましたので、一番劣化の少ない極厚の麻布を使ったものを土台にして、シルクスクリーンやステンシルでプリントしようと考えています。

ブックカバーは書店でもらうものに満足できず、いろんな紙で自作し始めたのが発端ですが、上記の展示で本格的に作りだしてからは「知を包むもの」という意味を込めていました。その後「ことば」をテーマにしたタイポ作品を作り始めたこともブックカバー制作とつながっている気がします。



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制作状況
暑中お見舞い申し上げます!

制作はぼちぼち進めています。下絵デザインはうち、ペイント作業などはガレージアトリエを使いますが、この季節冷房のないガレージはちょっときつい(笑)。とはいっても風通しを良くすれば意外と堪えられる範囲の暑さ。扇風機とドリンクをお供に、汗かきながらやってます。


小品以外は床にでかいクラフト紙を敷いて作業。疲れるとごろっと横になりますが、コンクリートの冷たさが心地よいです。


芹沢げ陝覆擦蠅兇錣韻い垢院砲よく描いていたモチーフ「いろはにほへと」を自分のスタイルで。

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Pinterest
Pinterestには自分のタイポ作品がかなりPinされています。著作権など微妙なのでこのメディアを完全に肯定しているわけではないのですが、海外含め多くの人達が自分の作品を評価してくれているというのは、励みや自信にはなります。一部紹介します。



「学ぶことの少ない人は牛のように老いる」という初期仏典からの引用ですが、 2010年にこのブログにアップしたものです。
なんと1000以上にPinされているのは驚きです。さすがブッダ(笑)。
http://jb-diary.geppei.com/?eid=1153890



今年1月〜3月の展示会場に貼られたポスターですが、自分でデザインしたもの。



懐かしいですが、初期の「ニーチェのことば」ですね。

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制作状況
暑いですね・・。昨日あたりは湿度の高さにまいりました。
久しぶりに、最近の制作状況です。

昨年は旗の作品を作りましたが「布」に魅力を感じてきたのでキャンバスにペインティングをやってみようと思います。ただ普通のキャンバスやパネルでも面白くないので、改造してより厚みのあるものを作っています。存在感が変わってきますね。


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あと、展示会場などで「フォントは作っていないのですか?」と聞かれることが多いですのですが、 自分の場合、一文字一文字のデザインより、文字どうしの関係性や文章全体をひとつの絵のようにとらえてデザインしてきたため、フォントづくりはなかなか踏み込めなかったのです。しかし、さらにクオリティの高い作品を目指すにあたって自分のスタイルを分類・整理していくつかのフォントにしていくことも必要に思えてきて、やっとフォント作成ソフトを購入しました。武蔵システムさんのOTEditというものですが、シンプルで使いやすそうです。

いくつかの下絵を描いてイラレでのトレースを始めたところですが、公開できるのはまだまだ先になりそうです。 フォントと言っても漢字まで含めるのは一人の力では難しいため、とりあえず、ひらがな・カタカナ・数字・アルファベット、ぐらいで考えています。

今年後半は、最初の個展でかなり作ったマントラのシリーズをさらに展開させていきたいのですが、マントラ用の書体も試みています。

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それはそれとして、頭の柔軟体操的なスケッチもしています。早朝に描くことが多いですが、思い切って&楽しんで、と思ってます。

「いろはに〜」は芹沢げ陬肇螢咼紂璽氾に。チベットでポピュラーなマントラの英語表記(Tシャツを予定)。グラフィティ的なアプローチのマントラや、文字ではない「線による構成のスタディ」など様々です。








↑All Typography and Artwork by Jiro Bando

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