バンドウジロウ(タイポグラフィ作家/グラフィックデザイナー/音楽家)のブログ。
作品公開・活動情報・その他

◎オフィシャルサイト http://geppei.com/05_bando/jb_index.html
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近況。
更新が滞っていました。

変な天候の夏でしたがあっという間に秋になってきましたね。
近況を少し・・。

個展をやると当然いろんな刺激があります。
例えばアメリカ人のお客さんに作品説明する際に、ただでさえ貧弱な英語力なのに仏教の話になるとさらに難儀しました。その反省から最近、英語での仏教の勉強を初めています。日本の仏教は中国経由のため漢文がお経として定着しています。難しい漢字の羅列からかもし出される神秘性や文学性はとても魅力的ですが、それが仏教の敷居を上げてしまっていることも事実。中村元氏がサンスクリット語から直接日本語に翻訳した「ブッダのことば(岩波書店)」など初期仏典のシリーズは、そのわかりやすさゆえ長年ベストセラーを続けています。
今のところの感触では英語のほうがわかりやすいんじゃないか?と思える部分も多いです。とにかく英語の勉強は3日坊主になりがちなので、なんとか続けたいもんです。

制作の方は、1年ぐらいの試行錯誤を6月の個展で吐き出したので、展示後はさすがに脱力状態が続きましたが、暑い期間も個展での反応を振り返って次への準備作業は続けていました。最近ようやく活力が出てきて様々なアイデアが湧いてきたところです。

受注仕事では、ご縁があり2020年に行われる日蓮宗の大きな法要「龍口法難750」(りゅうこうほうなんと読みます)の広報関係のデザイン作業に今年初頭から取り組んできました。大きな仏教宗派からの依頼という願ってもない機会ですし、50年に一度という重要な行事ですから丁寧に取り組んでいます。ロゴタイプは既に完成しこれからポスターなども制作します。日蓮についてもこの機会に「立正安国論」など読んで知識を増やしているところです。

★龍口法難(龍ノ口法難)という事件に関しては下記龍口寺サイトを御覧ください。
http://ryukoji.jp/02histry.html

あと、展示があると自分の制作に追われてインプットが足りなくなりますからいろんな展示にも足を運んでいます。国際展では大規模な東南アジアの現代美術展「サンシャワー」やほぼ毎回行ってる「横浜トリエンナーレ」など・・。インターネットによってますます均質化して窮屈になる世の中、アーティストの超越した視点による表現の必要を強く感じたしだい。自分も活性化されました。

釈迦如来の真言/解説
先月の個展で中心的だった真言の作品に関して、
意味を聞かれることが多かったので、あらためて解説します。

「釈迦如来の真言」
真言宗では大日如来が根本仏とされていますが、専門家に聞いた所もちろん釈迦如来も重要ですからこの真言もよく唱えます、とのことでした。
ちなみに「のうまく・さまんだ・ぼだなん」までは真言の定型文で、最後の種子(しゅじ)のみ差し替えたものが多数あります。


typography by jiro bando

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のうまく・さまんだ・ぼだなん・ばく
[訳]あまねき諸仏に帰依したてまつる。バフ。

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のうまく(ナウマク、ノーモー、とも発音)
南無、帰命、敬礼

さまんだ(サンマンダ、とも発音)
普遍、三世十方

ぼだなん
諸仏、十方三世無量無数の諸仏

バク(バフ、ハクとも発音)
種子のバクは世尊(バガヴァッド)または有(パヴァ/欲界色界無色界の三有)の頭文字をとった。
※種子(しゅじ)とは、仏尊を象徴する一音節の呪文(真言)のこと。

<参考>「真言陀羅尼」坂内龍雄著(平川出版社)

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自分が真言をよくモチーフにする理由は、
・仏教の哲学性とは対照的な神秘性を感じる。
・なんらかの浄化作用があるであろう。
・漢字が入らないため、アルファベットのように文字を図形的に扱えて、
ロゴやシンボルのような象徴的な表現がしやすい。
などです。日本語での表記は、ひらがな・カタカナ両方使われますが
今のところ、より自由度の高いひらがなを多く採用しています。
[超タイポ]展終了。
神田TETOKAで三週間に渡って開催した、
バンドウジロウ[超タイポ]展、無事に終了いたしました。

長い会期中、多くの方々との対話から次につながるヒントを得ることができました。
ご来場いただいた方々には、あらためて感謝いたします!


撤収風景。一抹の寂しさが・・。
ライブタイポ
6/17(土)に個展会場でライブタイポ・パフォーマンスを行いました。





ライブタイポ予告
神田TETOKAでの、バンドウジロウ[超タイポ]展
会期半分ほど過ぎました。
次の週末はイベントが続きますので、よろしくお願いいたします!

6月17日(土)19:30〜(約1時間予定) ライブタイポ・パフォーマンス
バンドウジロウが、黒板などを使って様々なことばをライブで描いていきます。
※入場無料(1D注文)
http://tetoka.jp/archives/4383


↓クリックで拡大


<今後の在廊予定日> ※時間は16:00〜21:00ぐらい
6月17日(土)、18日(日)、22日(木)、24日(土)、25日(日)
[超タイポ]展スタート!
「超タイポ」展が6月3日(土)から、無事スタートしました!

土曜、日曜と在廊しましたが、早くも手応えを感じています。
会期も長いので、多くの方に観てもらいたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!



バンドウジロウ[超タイポ]展
Jiro Bando exhibition [Super Typo]

会期:2017年6月3日(土)〜6月25日(日)
営業時間:16:00〜23:00
 ※イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。
 詳細はTETOKA ホームページ、Facebookをご確認下さい。
定休日: 水曜日
会場:TETOKA(東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F)
観覧料: 1ドリンクご注文制(¥500〜)
http://tetoka.jp/archives/date/2017/05

<今後の在廊予定日> ※時間は16:00〜21:00ぐらい
6月10日(土)、11日(日)、6月17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)

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黙々と
個展の会期が迫ってきましたが、
黙々と制作しています。


幾つかの木製パネルやキャンバスは自作しています。



細かい手描き作業も慎重に・・。

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制作もろもろ
ゴールデンウィーク中はうちと義実家のガレージアトリエを行ったり来たり。
義弟家族が滞在中のため賑やかで、ストイックになりすぎず良いです。
かわいい甥姪達も一段と成長していました。

手描きはモノクロでも説得力出るなあ・・。



typography by jiro bando

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自分のことばで
昨日は憲法記念日でした。

約一年前にアートブック「constitutionalism
(コンスティテューショナリズム ※立憲主義の意)」
を発行して様々な反応を感じました。
その後、残念ながら日本も国際情勢もいい方向に向かっているとは思えませんが、
「法」が権力者の暴走に歯止めをかける「立憲主義」という思想、
守っていきたい、とあらためて思います。

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自分のタイポ作品は当初から、聖典や賢者のことばに文字デザインを施すことによって、
新しい命を吹き込む意図があったわけですが、
6月の展示から少しずつ「自分のことば」を作品化しようとしています。

最近は小さいメモ帳を持ち歩いて、思いつくことばをメモっていますが
まずは作ってきた曲のタイトルをモチーフにしようと思いつきました。
インストが多いので曲名は重要ですし、その都度悩んでひねりだしてきたので
自分の思いはこもっていると思います。

最初は「ひかりにむかう影」というタイトル。
※光に向かう、はひらがなにしました。

この曲は
相方、斎藤ちさとが2004年にセゾン現代美術館にて発表した米粒によるアニメ
「rice dot animation -sleep-」でも使ってもらい好評でした。
是非、視聴ください→ https://youtu.be/6lsL5BXB9lg



製作中です。typography by jiro bando


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5月
5月になりましたね。
もう1年の三分の一が過ぎてしまった、と思うと焦ってしまうので
「まだ三分の二も残っている!」と考えるようにします(笑)。

ゴールデンウィークは、受注仕事の仕上げや
個展向けの制作追い込みなどで慌ただしく過ぎそうです。

とはいっても、あまり根を詰めすぎると心身に無理が来るので、
適度な気分転換はしたいところです。

松戸のアトリエから徒歩3分程のApfel coffeeは貴重な休息場所。
自宅用に豆もよく買いますが、店主による深煎り系の自家焙煎は絶品です。
あまり宣伝していないので、正に知る人ぞ知るスポット。



一ヶ月後に迫った、神田TETOKAでの個展は、
先月展示タイトルやキーワードが決まり
ギャラリーオーナー氏による素敵なチラシのデザインも出来てきて
現実味を帯びてきました。気持ちもどんどん盛り上がっております。
なにぶん会期が長いので合間にどこかで演奏の機会も構想中。
制作の合間にギターのリハビリも少しずつ・・。

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