バンドウジロウ(タイポグラフィ作家/グラフィックデザイナー/音楽家)のブログ。
作品公開・活動情報・その他

◎オフィシャルサイト http://geppei.com/05_bando/jb_index.html
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個展情報
予告してきました6月の個展ですが
少し具体的な情報を告知します。
チラシ等できましたら、あらためてお知らせしますので!


バンドウジロウ「超タイポ展」

会期:6月3日(土)〜25日(日)水曜定休
会場:TETOKA(手と花)
アドレス:東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1階
http://tetoka.jp/


typography and movie by jiro bando

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個展迫る。
こんにちは。

東京・神田での個展が二ヶ月後に迫ってきました。

昨年末から少しずつ展示を意識した制作をしてはいますが、
ここから直前までの勢いと集中力が大事ですから、テンションを高めています。
基本的には(展示場所の雰囲気も考えて)気楽に楽しんでもらえる自由な文字表現を目指しています。

あとは無我夢中で制作ですね。展示詳細は追ってお知らせします。お楽しみに!


typography by jiro bando

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最近のこと
お久ぶりです。

受注仕事などでけっこう忙しくしていますが、
どれもタイポグラフィの力を発揮できる案件ですので丁寧に取り組んでいます。

6月の個展も会期が決定して、緊張感が出てきました。
昨年末から作っている仏教系モチーフの作品に加えて、
自分の言葉で現代の世の中の様々な事象(楽しいことも不条理なことも)を
ごった煮にしたような表現を考えています。

とりいそぎは、思いついた言葉や、音楽のソロ活動で作ってきた「曲名」を、
タイポ作品化する発想から作業を始めたところです。
できれば、ZINEとその中からタブローにするもの、
を同時進行でできれば、など考えていますが、
ギャラリー・オーナー氏との話し合いで変わっていくかもしれません。

追々、展示詳細や制作状況などお伝えしますので
よろしくお願いします!


ZINEを想定してのスケッチやパターン。typography by jiro bando

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禅のことばなど
大寒に入ってさすがに連日寒いですが、1月後半には突然15度超えの日があったりで不安定な1月でしたね。

制作の方は、今年中盤の個展に向けて進めています。

昨年、ベトナム禅の高僧「ティク・ナット・ハン」師の古い本を読み始めたのですが、彼が1970年代から提唱してきた「マインドフルネス」は最近急に各方面で注目されだして、Googleが社員のメンタルトレーニング方として取り入れたり、女性誌や美術手帖(ZEN特集)でも取り上げられたり、大変な流行といえる状況。

「マインドフルネス」が宗教的なバックボーン抜きでメンタルトレーニングやリラクゼーションのひとつとして広まることには疑問も多いですが、このブームで少しでも仏教好きが増えると嬉しい。そんなわけでこの機会に禅の教えをさらに理解ししようと鈴木大拙氏の本や臨済録など読んでいます。「不立文字(ふりゅうもんじ)」と言いながら所依の経典はちゃんとあるが、開祖・達磨大師が重んじていた「楞伽経(りょうがきょう)」は難易度が高すぎてしだいに使われなくなったり・・、など歴史を探るのは面白い。

といった流れもあり、仏教でも手を付けてこなかった禅のことばをいくつか作品化しています。憲法シリーズ同様、無意識ですが直線中心でエッジのきいた表現になっています。色彩的にはモノトーンをベースに強烈な蛍光色も使っています。


キャンバス貼りのパネルに青いマスキングテープを貼ったところ。


Mac上でシミュレーション中。


これは禅のことばではなく真言です。ステンシルシートを使って多色刷りで製作中。

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「劇団★死期」初映画鑑賞
バンドウの楽曲が使われているオルタナティブ人形劇団「劇団★死期」の初映画、
昨年、11月末に書いた渋谷アップリンクでの公開(未見)のあと、
1/10日(火)に再び上映の機会があり、やっと観ることが出来ました。

神保町の美学校での定期イベント「会田誠の月イチぼったくりBAR」(すごいタイトル!)の第10夜。この日は、ゲストに劇団主宰の岡田裕子さん、団員の北川裕介さん(岡本太郎美術館非常勤)を招いて映画上映とトークが行われましたが、入場者は予定の2倍という大盛況でした
http://bigakko.jp/event/2016/aida10


右から会田さん、岡田さん、北川さん(photo by chisato saito)

岡田さんは過激でユーモアある映像作品によって評価されてきた現代アート作家ですが、
今回は劇団名義の初映像作品。助成金などに頼らない手弁当での制作ということもあり、
メンバーから集めた未使用のムービーの断片なども使い、柔軟にストーリーを組み立てた趣です。 とはいえ様々な社会問題を織り込んでアート作品としての完成度も高く、さすがと思いました。

先月、ちょうどNHK Eテレ「100分de名著」でレヴィ=ストロースの「野生の思考」をやってましたが、そこで話題の中心になっていたのが「ブリコラージュ」という思想。低予算でもあるものを最大限活用して作り上げていく岡田さんの手法もその辺に通じるもので非常にタイムリーでした。

そういえば自分のパソコンには使われなかった音源が膨大に眠っています。なんらか活用したいですね。
映画音楽の方は、自分が9年前に作った「唱えろ!比類なきこのマントラ」を最後に主人公が逃亡するシーン〜エンドロールにかけて大音量で使用していただきましたが、映像と読経をベースにした音楽がけっこういい効果を生んでいて新鮮でした。

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新年のごあいさつ
皆様、新年明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。

相変わらず世界的に不穏な社会情勢で新聞を開くたびに気が滅入ることも多いですが、観る人に力を与えられるような作品を作れればと思っています。今年中旬には久しぶりの個展も予定していますので精進します。

年賀状ですが、2012年(辰年)から始めた仏教(仏典)と干支の接点を探るシリーズも6回目になりました。今年は酉年にちなんで迦楼羅天の真言をデザインしました(珍しくイラスト入り)。


typography by jiro bando

解説文は読みづらいと思いますが下記の通りです。

興福寺の迦楼羅天(かるらてん)が阿修羅とともに「八部衆」として東京にやってきたのはまだ記憶に新しい所です。インド神話上の巨鳥でビシュヌ神が乗る鳥、すなわち金翅鳥(こんじちょう)とのことですが、仏像では鶏の顔で親しみやすい。害を与える一切の悪を食いつくし人々に利益をもたらすため、雨を降らしたり、大雨を止めたり、家内安全等の修法の際にこの神をまつるそうです。

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岡山芸術交流2016
年が明けてしまうので滑り込みで先月の話題を・・。

先月の後半、「岡山芸術交流2016」という国際展を観てきました。
一泊二日というスケジュールでしたが、久しぶりでアートを通して現代社会や人間についてみっちり考える時間が持てました。エンターテイメント性や手抜きは感じられず、これこそが現代アートの役割、という手応えを感じる展示で、海外の国際展を観に行ったぐらいの価値は感じました。



この展示の大きな特徴は、
・名称に「芸術祭」という言い回しを使わない。
・リアム・ギリックという、国際展のディレクションは初めての人材を「アーティスティックディレクター」として起用。
・参加作家の半数以上が日本での展示は初。
・作品にサイトスペシフィック性を求めていない。←これは重要です。
・日本人作家はわずかで、そのほとんどが海外の美大卒。
・会場は岡山駅から近く、徒歩20分圏内にまとまっている。
・映像作品が質・量ともに充実。

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詳しくは下記のCINRA.NETにまとまっているので御覧ください。 http://www.cinra.net/column/201610-okayamaartsummit
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岡山駅前からこの路面電車でわずか4分(徒歩でも20分弱)の城下という駅を起点に観て廻れます。


以下は展示作品のスナップですが、ほんの一部です。










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少しだけ音楽活動情報
11/12に渋谷アップリンクにて上映が終わってしまったのですが、美術家の岡田裕子主宰、会田誠顧問のオルタナティブ人形劇団「劇団★死期」初の映画作品「NEW ENERGY CINEMA PARADISE」で自分の楽曲が使われています。
9年前に作った「唱えろ!比類なきこのマントラ」という般若心経全文に創作を加えロックアレンジしたものですが、旧作とはいえ知る人ぞ知るアーティストに使ってもらえて新鮮な気持ちです。YouTubeで予告編のみ観られますので良かったら・・。

https://youtu.be/rO_feCVegPg


「劇団★死期」の公式サイトはこちら↓
http://gekishiki.daa.jp/

昨年話題になった、東京都現代美術館での「おとなもこどもも考える ここはだれの場所」展の会田家のブースでもこの劇団の人形や動画が展示されていました。

今回使用してもらった「唱えろ!比類なきこのマントラ」ですが、その後オルタナティブ宗教音楽と命名してソロライブをやったり、さらに聖者賢者の言葉をモチーフにしたタイポグラフィを作り始めるきっかけにもなった自分にとっては重要な曲なんです。続編の録音は中断したままですが、般若心経は上記のバージョン以外にテクノバージョン、ライブ用アレンジのブルースバージョンなど3種類録音してあるので、何らかの形で世に出したいとは思っています。

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ライブタイポ@松戸
松戸市西口のMAD Cityと呼ばれるエリアのい一角、ハダラ米店の旧家敷地を借りて数年前から地元クリエーターが自主的なマーケットを開いています。
<おこめのいえの手創り市>http://comeichi.com/

今年は、5月に演奏で参加しましたが、11月13日(日)のvol.13の日は黒板を使って「ライブタイポ・パフォーマンス」をやらせてもらいました。



よくモチーフにするチベットの観音菩薩の真言。新たなタッチで。


ボブ・ディランの曲名を描いた後、気分を変えて「釈迦如来の真言」をグラフィティタッチで。


前半参加してくれてコラボした女子達がお行儀よく見守ってくれてます。



完成間近です。

天気も良く、楽しく出来ました。人はあまり写ってませんが入れ替わり立ち変わり多くの方が観てくれました。今後あちこちでできればと思っております・・。

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タイポの話3「篆刻」
篆刻(てんこく)は美術の課題で教えた経験があるので一定の知識はありますが、今依頼されている件で詳しく調べる必要があり、昨年台北の国立故宮博物院で入手していた印章の本(2007年の展示カタログ)を参照。ざっとしか見ていなかったのですが、時代ごとに分類されていて勉強になるし、さすがにいいものが多数ありました。珍しくPinterestも見てみたんですがあまりいいのはなかった・・、やはりネットだけに頼っていてはだめですね。
※篆刻とは印を彫る(刻す)こと。篆書体を使うことが多いため篆刻と呼ぶ。

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タイトルの「印象深刻」とは印象深いという意味らしいですが、印章→印象、篆刻→深刻、とかけてあるんですね!


以下は現代作家のページ。どれも美しいです。★クリックで拡大

篆刻というと均一にスペースを埋めてデザインするのが基本ですが、中程の王王孫による「達雲」は典型的な篆書体を使いながら「達」の縦線を伸ばすために「雲」の下方にスペースを空けて上に昇っていくようなデザインになっています。上密下疎(上は密、下は疎)という手法があるようですが、これは極端な例でしょうか、面白いです。

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